日中に、強い眠気におそわれる。会議や、テレビの前で、うとうとしてしまう。
「年のせいかな」と思って、そのままにしていませんか。
日中の眠気は、睡眠不足や、生活の乱れが原因のこともあります。一方で、睡眠に関わる病気が隠れていることもあります。
この記事では、厚生労働省の睡眠ガイドをもとに、日中の眠気の背景と、受診を考える目安を整理します。
この記事は、一般的な生活情報です。病気の診断や治療を行うものではありません。眠気が強く、日常生活に支障があるときは、医療機関に相談してください。
- ☾ 日中の眠気は、睡眠不足のほか、睡眠障害が隠れていることもあります
- ☾ 必要な睡眠時間は人によって違い、6〜8時間眠っていても不足することがあります
- ☾ 生活を見直しても眠気が続き、日常生活に支障があるときは、医師に相談します
日中の眠気には、いくつかの背景があります
厚生労働省の睡眠ガイドには、眠気や居眠りが主な症状となる睡眠障害として、次のものが挙げられています。
また、ガイドには、眠れない、眠っても休んだ感じがしない、日中に眠気や居眠りがある、といった症状は、「睡眠環境・生活習慣・嗜好品」が原因の場合と、「睡眠障害」が原因の場合がある、と説明されています。
原因が生活の中にあるとき
睡眠環境や、生活習慣、嗜好品のとり方が原因の場合は、ガイドに書かれている内容を実践して、生活を見直すことで、症状がやわらぐ可能性があります。
見直したいことは、たとえば、次のとおりです。
睡眠時間の目安については、睡眠時間は何時間がいい?50代・60代から見直したい、6時間・7時間・8時間の考え方で紹介しています。
「睡眠不足症候群」とは
ガイドによると、睡眠不足症候群は、慢性的な睡眠不足が続くことで、日中の眠気や居眠りが起きる状態です。
必要な睡眠時間は、人によって違います。体質的に長い睡眠時間が必要な方は、毎日6〜8時間ほど眠っていても、睡眠不足症候群になる可能性がある、とも書かれています。
目覚まし時計などを使わなければ、ほとんどの場合、普段より長く眠ってしまう、という特徴があるそうです。
ガイドには、睡眠不足は、数日では解消されない場合もある、と書かれています。症状が改善しないときは、医師に相談してください。
睡眠障害が隠れていることもあります
ガイドによると、睡眠障害が原因の場合は、生活の見直しだけでは、症状が改善しないことがあります。
閉塞性睡眠時無呼吸
睡眠中に、空気の通り道(気道)が狭くなったり、ふさがったりして、呼吸が止まったり、浅くなったりする状態です。
ガイドによると、これを繰り返すことで、深い睡眠が減り、日中の眠気や居眠り、休養感の低下、不眠などの症状が現れます。
また、ガイドのQ&Aには、睡眠に関係した病気のなかで、最も注意が必要なのは、閉塞性睡眠時無呼吸だと書かれています。睡眠で休んだ感じが低い、日中の眠気が強い場合などは、専門の医療機関で検査を受けることがすすめられています。
周期性四肢運動障害
睡眠中に、手足(特に足)の不随意運動(自分の意思とは関係なく動くこと)が繰り返し起きて、夜中に目が覚める病気です。
自覚症状が乏しいことが多く、日中の疲れや眠気から、睡眠の質の悪さに気づくこともあるそうです。
過眠症
睡眠不足や、睡眠を妨げる病気がないのに、日中に強い眠気が現れる病気です。ナルコレプシーなどが含まれます。
| 考えられる背景 | ガイドの説明 |
|---|---|
| 睡眠不足症候群 | 慢性的な睡眠不足で、日中の眠気や居眠りが起きる |
| 閉塞性睡眠時無呼吸 | 夜間の睡眠で十分に休めず、日中の眠気や居眠りになる |
| 周期性四肢運動障害 | 眠っている間の足の動きで、夜中に目が覚める |
| 過眠症 | 夜の睡眠があっても、日中に強い眠気が出る |
こんな眠気は、受診を考えたい

ガイドには、ガイドに書かれている内容を実践しても、十分な時間眠れない、睡眠で休んだ感じが得られない、日中の眠気が強いなどの症状が続き、日中の生活に影響があるときは、速やかに医師に相談する、と書かれています。
ガイドには、重症の閉塞性睡眠時無呼吸では、突発的な居眠りが生じることがある、とも書かれています。
日中の眠気を、昼寝で整えるときは
昼寝の取り方については、昼寝をすると夜眠れない?50代から見直したい昼寝の長さと時間帯で紹介しています。
ただ、日中の眠気が強いときに、昼寝でごまかし続けるのではなく、原因を探ることも大切です。
記録をつける

受診するときにも、記録があると、伝えやすくなります。
記録の書き方は、睡眠日誌に何を書く?7日間版テンプレートと読み返し方で紹介しています。
よくある質問

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まとめ|続く眠気は、一度、整理してみよう

日中の眠気について、大切なことは、次の4つです。
まずは、数日間、眠気が強くなる時間帯と、睡眠時間を、記録してみてください。
参考情報
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月) https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
(本記事の、日中の眠気の背景・睡眠不足症候群・閉塞性睡眠時無呼吸・周期性四肢運動障害・過眠症・受診の目安に関する記述は、同ガイドの原文で確認した内容です。)

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