更年期になってから、眠りが浅い。寝つきが悪い。夜中に目が覚める。
そんなとき、「眠れないのは更年期のせいなのかな」と、考える方もいると思います。
この記事では、厚生労働省の睡眠ガイドをもとに、更年期と睡眠の関係、眠れない症状への考え方、相談のときのポイントを整理します。
この記事は、一般的な生活情報です。病気の診断や治療を行うものではありません。治療の選択は、医師と相談して決めてください。
- ☾ 更年期の女性の4〜6割が、睡眠の悩みを抱えている、と報告されています
- ☾ 更年期の不眠は、ほかの更年期症状の治療で軽くなる可能性があります
- ☾ ホルモン補充療法を含め、治療の選択は医師と相談して決めます
更年期と睡眠の悩みは、よくあること
厚生労働省の睡眠ガイドには、次のように書かれています。
つまり、更年期に眠りに悩むのは、珍しいことではなさそうです。
ほてりが、眠りを分断することも
ガイドには、更年期に多い症状の「ホットフラッシュ」などの、血管運動神経症状が重いと、深い睡眠が妨げられやすく、睡眠が分断されやすい(睡眠中に目が覚めやすい)と考えられている、と書かれています。
ほてりや寝汗で目が覚めるときの、寝室の整え方は、更年期のほてり・寝汗で夜中に目が覚めるときは?50代から見直したい寝室の整え方と相談の目安で紹介しています。
眠れない症状は、ほかの症状の治療で軽くなることも
ガイドには、次のように書かれています。
更年期に生じる不眠の症状は、そのほかの更年期症状の治療によって、改善・軽減する可能性があります。
また、女性の更年期の代表的な症状に対する「ホルモン補充療法」は、睡眠の症状の軽減に役立つことがありますが、一部のがんや、冠動脈疾患のリスクを高める懸念もあるため、医師と相談しましょう、と書かれています。
この記事では、ホルモン補充療法を、勧めるものではありません。治療を受けるかどうかは、必ず、医師と相談して決めてください。
睡眠時無呼吸にも、気をつけたい

ガイドには、更年期では、閉塞性睡眠時無呼吸のリスクも増える、と書かれています。いびきが大きくなった、寝ているときに呼吸が止まっていると言われた、というときは、更年期のあと、いびきが増えた?50代から知っておきたい睡眠時無呼吸のサインと相談の目安も、あわせてどうぞ。
男性の更年期にも、睡眠の悩みが
ガイドには、男性についても、書かれています。
家族に、更年期以降の男性がいる場合の、参考になるかもしれません。
受診のときの、ポイント

ここからは、ガイドをもとにした、一般的な準備の例です。
記録の書き方は、睡眠日誌に何を書く?7日間版テンプレートと読み返し方で紹介しています。
| こと | ガイドにあること |
|---|---|
| 更年期の期間 | 閉経(平均50歳頃)の前後5年、約10年間 |
| 睡眠の悩み | 更年期女性の4〜6割が抱えている |
| 眠りが分断される理由の一つ | ホットフラッシュなどの血管運動神経症状が重いと、深い睡眠が妨げられやすい |
| 治療 | 不眠は、ほかの更年期症状の治療で改善・軽減する可能性。ホルモン補充療法は医師と相談 |
相談を考える目安
次のようなときは、医療機関への相談を考えてみてください。
よくある質問

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まとめ|更年期の眠れなさは、相談してよいこと

更年期と睡眠について、大切なことは、次の4つです。
まずは、眠りの様子を、1〜2週間、記録してみてください。
参考情報
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月) https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
(本記事の、更年期と睡眠の関係・女性の睡眠の悩みの割合・血管運動神経症状・男性の更年期・治療に関する記述は、同ガイドの原文で確認した内容です。)

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