一日の終わりのお風呂。
湯船につかると、
「今日も終わった」
と少しほっとする方も多いのではないでしょうか。
一方で、睡眠について調べていると、
「お風呂は寝る○時間前がいい」
といった情報を目にします。
すると、
「今日はお風呂が遅くなったから眠れないかも」
「もう寝る時間だけど、今から入って大丈夫?」
と、入浴時間そのものが気になってしまうことがあります。
FUMINでは、入浴を新しい睡眠の宿題にはしません。
大切なのは、寝床へ入るころに体の暑さや家事の慌ただしさが残りすぎていないかを見ることです。
お風呂は寝る直前でなくてもいい
入浴すると、体が温まります。
厚生労働省の睡眠情報でも、入浴のタイミングは睡眠と関係する生活習慣の一つとして紹介されています。
湯船につかったあと、髪を乾かしたり、水分をとったりしているうちに、体の熱さも少しずつ落ち着いてきます。
そのため、寝る直前まで慌ただしくお風呂に入るより、入浴後に少し余白があるほうが落ち着く人もいます。
ただし、毎日同じ時刻に入浴できる人ばかりではありません。
家族の帰宅が遅い日。
仕事や家事が長引いた日。
旅行から帰ってきた日。
そんな日は、お風呂も遅くなることがあります。
「時間を守れなかった」と考えなくても大丈夫です。
入浴後に暑さが残るなら、すぐ布団へ入らなくてもいい
湯船から出た直後は、体がぽかぽかしています。
冬なら心地よく感じても、寝具の中へ入ると急に暑く感じることがあります。
とくに厚い掛け布団を使っていると、
「せっかくお風呂に入ったのに暑くて落ち着かない」
ということもあります。
そんなときは、すぐに眠ろうとせず、
- 髪を乾かす
- 水分をとる
- スキンケアをする
- 少し座って本を読む
など、いつものことをしながら少し過ごします。
眠るために待つ、というより、入浴後の暑さが自然に落ち着く時間と考えてみましょう。
暑さが気になる場合は、寝室が暑い夜の室温と寝具を見直す記事も参考にしてください。
「熱いお風呂ほど眠れそう」と我慢しない
疲れている日は、熱いお湯にしっかり入ると気持ちよく感じることがあります。
でも、睡眠のために熱さを我慢する必要はありません。
熱すぎると感じるなら、その日の自分には熱すぎるということです。
季節によっても、心地よく感じる温度は変わります。
夏と冬で同じ入り方をしなくてもかまいません。
「眠れる温度」を探すより、
「今夜、自分が心地よく入れるお風呂」
を基準にしましょう。
お風呂が遅くなった夜は、無理に長湯しない
寝る時間が近いのに、まだお風呂へ入っていない。
そんな夜もあります。
そのとき、
「睡眠のためにしっかり湯船へ入らなければ」
と無理をする必要はありません。
疲れているなら、いつもより短めに済ませるという選択肢もあります。
入浴を完璧にすることより、そのあと慌ただしくならないことを優先してみましょう。
お風呂の時間だけでなく「そのあと」も見る
夕方に早めのお風呂を済ませても、寝る直前まで仕事をしていたり、スマートフォンでニュースを見続けていたりすれば、気持ちはまだ昼間のままかもしれません。
寝る前にスマホを使うときに気をつけたいことも紹介しています。
逆に、お風呂が少し遅くても、入浴後に照明を落とし、静かに過ごしていると落ち着きやすいことがあります。
睡眠を考えるときは、
「お風呂は何時だったか」
だけではなく、
「お風呂のあとをどう過ごしたか」
も一緒に振り返ってみます。
夜全体の過ごし方は、寝る前の夜をゆるく整える方法も参考にしてください。
入浴後の水分は我慢しない
夜中のトイレが気になる方は、
「寝る前だから水分を控えよう」
と思うことがあるかもしれません。
でも、お風呂上がりに喉が渇いているのに我慢する必要はありません。
大量にまとめて飲むのではなく、必要な分をゆっくりとります。
夜中のトイレが気になる場合は、一日の水分を極端に減らすのではなく、日中からの飲み方を別に見直してみましょう。
詳しくは、寝る前の水分の取り方を見直す記事で紹介しています。
入浴時間を毎日採点しない
睡眠のための情報を知るほど、
「今日は寝る時間に近すぎた」
「昨日はお風呂が早すぎた」
と採点したくなることがあります。
でも、入浴は毎日の暮らしの一部です。
少しくらい時間が変わっても、それだけで今夜の睡眠が決まるわけではありません。
時間を細かく計算するより、
- 入浴後に暑すぎないか
- 寝る前に慌ただしくなっていないか
- 自分が心地よく入れているか
を見てみるほうが続けやすいでしょう。
まとめ|時刻より、お風呂のあとに少し余白を
寝る前のお風呂は、「正しい時刻」を当てるものではありません。
少し早く入れる日は早めに。
遅くなった日は無理をしない。
入浴後に体の暑さが残っていたら、すぐ布団へ急がず少し過ごしてみる。
そのくらいで十分です。
お風呂を「眠るためにこなす予定」にせず、一日の終わりに少しゆるむ時間として使う。
まずは今夜、お風呂のあとに少しだけ余白を作ってみてください。


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