仰向けで寝ていると、腰やひざが落ち着かない夜があります。
横向きになると楽なのに、腕や足の置き場に困ることもあります。
そんなときに、「抱き枕を使ってみようかな」と考える方もいるのではないでしょうか。
この記事では、抱き枕を使うかどうかを考えるときに見直したいことを、選び方と使い方に分けてまとめます。
この記事は、一般的な寝室環境について紹介する生活情報です。不眠症などの診断や治療を行うものではありません。眠れない状態が続き、日中の生活にも影響がある場合は医療機関へご相談ください。
- ☾ 抱き枕は、姿勢が気になる夜の選択肢のひとつです
- ☾ 長さ・形・やわらかさ・お手入れで選びます
- ☾ 先に、今の枕とマットレスも見直しましょう
抱き枕で何が変わるのでしょうか

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、寝具を選ぶときは、体への負担が少ない寝姿勢を保てるかどうかが大切だと紹介されています。
抱き枕は、横向きで寝るときに、腕や足を預けて楽な姿勢をつくるための道具のひとつです。
ただし、抱き枕を使えば必ず眠れるというものではありません。
あくまで、姿勢が気になる夜の選択肢のひとつと考えると、無理なく取り入れやすくなります。
50代・60代が抱き枕を考えるきっかけ

抱き枕を考えるきっかけは、人によってさまざまです。
たとえば、次のような場面があります。
どの場面でも、まずは「どの姿勢だと楽か」を確かめることが、選び方の出発点になります。
抱き枕の前に、見直したいこと

1.今の枕とマットレスを見直す
e-ヘルスネットでは、首や肩に無理のない枕と、適度な硬さのマットレスや敷き布団が大切だと紹介されています。
マットレスは、柔らかすぎても硬すぎても、体に負担がかかることがあるとされています。
枕やマットレスが合っていない場合は、抱き枕より先に見直したほうが楽になることもあります。
くわしくは、枕が合わないと眠れない?50代から見直したい高さ・硬さ・寝姿勢と、マットレスが合わない?50代から見直したい硬さ・沈み込み・寝返りも参考にしてください。
2.楽な姿勢を、日中に試してみる
夜だけでなく、昼間に横になって、楽な姿勢を探してみるのも一つの方法です。
クッションやたたんだバスタオルで試すと、自分に合う大きさや形が分かりやすくなります。
3.暑さと寒さを確かめる
抱き枕は、体にふれる面が増えるため、暑く感じる方もいます。
夏は、通気性のよい素材や、カバーが洗えるものが使いやすいことがあります。
寝室が暑いときの見直しは、寝室が暑くて眠れないときに見直したい室温と寝具で紹介しています。
抱き枕を選ぶときのポイント

長さと太さ
長いタイプは、腕と足の両方を預けやすい形です。
短いタイプは、場所をとらず、収まりがよいのが特徴です。
細すぎるとすき間ができ、太すぎると足を開きすぎて、かえって気になる方もいます。
形
まっすぐな棒状のものと、Uの字やCの字にくぼんだものがあります。
くぼんだ形は、体に沿いやすく、包まれる感じを好む方に向いています。
棒状のものは、動きやすく、寝返りがしやすいことがあります。
やわらかさ
やわらかすぎると、体が沈み込んで、支えにならないことがあります。
ある程度の弾力があるほうが、腕や足をのせやすいと感じる方もいます。
素材とお手入れ
素材は、綿、ポリエステル、ビーズなどがあります。
肌ざわりや、洗えるかどうかも、続けやすさに関わります。
カバーだけ洗えるタイプだと、こまめに清潔に保ちやすくなります。
| 見るところ | こんな方に |
|---|---|
| 長さ・太さ | 腕と足を預けたい方は長め、場所をとりたくない方は短め |
| 形 | 包まれる感じが好きな方はくぼみ形、寝返りしやすさなら棒状 |
| やわらかさ | 体が沈み込みすぎない、ある程度の弾力があるもの |
| 素材・お手入れ | 肌ざわりがよく、カバーが洗えるもの |
場面別の考え方

横向きのほうが楽なとき
上の腕と、上の足を抱き枕にのせると、体の前後のバランスがとりやすくなる方もいます。
肩や首が窮屈に感じるときは、枕の高さも見直してみてください。
仰向けで寝たいとき
抱き枕は、ひざの下に入れて使うと、足がのせやすくなる場合もあります。
楽に感じる位置は人によって違うので、無理のない形を探してみましょう。
夏の暑い時期
体にふれる面が増えて、暑く感じるときは、無理に使わない選択もあります。
夏用のカバーに替えたり、使う日を選んだりして、様子を見てください。
こんな使い方には気をつけたいこと

このようなときは、無理に続けず、外して様子を見てください。
腕や足のしびれ、痛みが続くときは、医療機関に相談してみてください。
記録をつける

抱き枕を使ったかどうかで、眠りの感じがどう違うかを、記録してみるのもおすすめです。
たとえば、次のような項目を、数日分ためてみます。
記録の書き方は、睡眠日誌に何を書く?7日間版テンプレートと読み返し方で紹介しています。
受診を考える目安

抱き枕を使っても眠れない状態が続き、日中の生活に影響が出ているときは、医療機関への相談も考えてみてください。
たとえば、日中の強い眠気、集中力の低下、気分の落ち込みなどです。
また、腰やひざ、肩の痛みが続くときは、早めに医療機関へ相談しましょう。
- ☾ 腕や足の置き場が決まって、楽な姿勢のまま目を閉じられる
- ☾ 寝返りのたびに、姿勢を探さなくてよくなる
- ☾ 朝、「昨夜は体が楽だったな」と感じる日が増える
※広告を含みます。抱き枕を試してみたい方は、長さや形、お手入れのしやすさを確かめながら選んでみてください。
よくある質問

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まとめ|姿勢が気になる夜の選択肢のひとつとして

抱き枕は、横向きや仰向けで、姿勢が落ち着かない夜に試せる方法のひとつです。
選ぶときは、長さ、形、やわらかさ、お手入れのしやすさを見ておくと、負担を感じにくくなります。
枕やマットレスが合っているかも、あわせて確かめてみてください。
まずは、家にあるクッションなどで、楽な姿勢を探すところから。
そのうえで、抱き枕が合いそうなら、無理のない範囲で試してみましょう。
参考情報
厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠のためのテクニック ―よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係」
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

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