昔から同じ枕を使っているのに、最近なんとなく落ち着かない。
横になると枕が高く感じる。
朝になると枕から頭が落ちている。
旅行先の枕だけ妙に気になる。
そんなことはありませんか。
枕選びというと「何cmが最適」「この素材なら眠れる」といった情報を見かけます。
でも、体格や寝る姿勢、敷布団やマットレスとの組み合わせによって、心地よく感じる高さは変わります。
この記事では「正解の枕」を決めるのではなく、今使っている枕のどこが気になるのかを確認する方法を紹介します。
枕だけで眠りを決めなくていい
眠れない夜が続くと、
「枕が悪いのかもしれない」
と思うことがあります。
もちろん枕の違和感は寝室環境の一つですが、眠りには室温、音、光、生活リズムなどいろいろなことが関係します。
特に50代以降に眠りが浅くなったように感じる場合は、枕だけを原因と決めず、50代になって眠りが浅くなった?夜中に目が覚める原因と見直したい習慣も合わせて見てみてください。
今の枕が合っているか確認する4つのポイント
1.横になった瞬間に首や肩へ力が入らないか
まず見るのは、眠れるかどうかではなく、横になったときの感覚です。
枕へ頭を置いた瞬間に、
「首が詰まる」
「頭を押し上げられている感じがする」
「肩が落ち着かない」
と感じないか確認します。
何cmという数字より、自然に横になっていられるかを見ます。
2.仰向けと横向きの両方で確認する
一晩中、同じ姿勢で眠るとは限りません。
仰向けではちょうどよくても、横向きになると低く感じることがあります。
反対に横向きでは心地よくても、仰向けになると高く感じる場合もあります。
普段よく眠る姿勢だけでなく、寝返りをしたときにも強い違和感がないかを確認します。
3.枕ではなくマットレスとの組み合わせも見る
同じ枕でも、敷布団やマットレスが変わると感じ方が変わります。
体が深く沈む寝具では、枕の高さの感じ方も変わります。
そのため、新しい枕を試すときは、できれば自宅で実際に使うマットレスや敷布団との組み合わせで確認したいところです。
4.朝だけで結論を出さない
朝起きたときに「今日は眠れなかった」と感じると、枕を疑いたくなることがあります。
でも、一晩だけでは、その日の体調や室温などほかの影響も考えられます。
枕を少し変えた場合は、
「高くした日」
「元に戻した日」
くらいの簡単な記録を残し、数日見てみる方法があります。
記録方法は、睡眠日誌に何を書く?7日間版テンプレートと読み返し方も参考になります。
高すぎるかも?と思ったとき
高い枕では、頭が持ち上がりすぎているように感じたり、首周りが窮屈に感じたりすることがあります。
そんなときは、いきなり新しい枕を買わず、
- 中材を減らせるタイプなら少し調整する
- 下に敷いているタオルを外す
- 高さの違う面があれば反対側を試す
など、小さな調整から試してみます。
ただし、首の痛みやしびれなどが続く場合は、枕だけで解決しようとせず医療機関へ相談してください。
低すぎるかも?と思ったとき
頭が沈みすぎる、横向きになったとき落ち着かない、と感じるなら低さが気になっているのかもしれません。
薄いタオルを枕の下へ一枚入れ、少しだけ高さを変えて試す方法があります。
一度に大きく変えるのではなく、「少し変えてみてどう感じるか」を見ます。
硬さは好みだけでなく寝返りも確認する
柔らかい枕は包まれる感じがありますが、頭が深く沈むのが気になる人もいます。
硬めの枕は形が変わりにくい一方、当たりが強く感じる人もいます。
どちらが正解ではありません。
寝返りをしたときに大きく引っかからず、頭を置いていて落ち着けるかを見てみましょう。
枕を買い替える前に確認したいこと
新しい枕を探し始める前に、今の枕について3つだけ確認しておきます。
何が嫌なのか。
高いのか、低いのか、硬いのか、暑いのか。
どの姿勢で気になるのか。
仰向けなのか、横向きなのか。
いつから気になったのか。
マットレスを替えたあと、季節が変わったあと、最近急に、などです。
ここが分かると、「人気ランキング1位」という理由だけで枕を選ぶより、自分に必要な条件を考えやすくなります。
夏は枕の高さより蒸れが気になることもある
暑い時期に枕が不快に感じる場合は、高さや硬さではなく、頭の周りの暑さや湿気が気になっている場合もあります。
そんなときは枕を買い替える前に、寝室の温度や寝具全体を見直してみます。
寝室が暑くて眠れないときに見直したい室温と寝具も参考にしてください。
「高級な枕なら眠れる」と考えなくていい
枕は価格の幅が大きい商品です。
オーダーメイドや高価な枕が合う人もいますが、値段だけで自分に合うかどうかは決まりません。
試せる場合は実際に横になり、返品や高さ調整の条件も確認してから選ぶと安心です。
何より、枕を「眠るために絶対必要な条件」にしすぎないことも大切です。
まとめ|数字より「横になったときの違和感」を見る
枕が合わないと感じたときは、
「50代には何cmがいいのか」
という数字だけで決めなくても大丈夫です。
高さ、硬さ、仰向け、横向き、マットレスとの組み合わせを確認しながら、自分が自然に横になれるかを見てみましょう。
いきなり買い替えず、タオル一枚分くらいの小さな調整で比べてみる方法もあります。
枕を完璧にすることではなく、
首や肩を意識しすぎず、静かに横になれること。
まずはそこを目安にしてみてください。
参考情報
厚生労働省 健康日本21アクション支援システム
「よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係」


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