ちゃんと寝たはずなのに、朝、休んだ感じがしない。そんな日が続くと、「体に悪いのかな」と、心配になる方もいると思います。
厚生労働省の睡眠ガイドには、「睡眠休養感」という言葉が出てきます。睡眠で、休養がとれている感覚のことです。
この記事では、ガイドをもとに、睡眠休養感が低いことと、健康との関係、休養感を下げる原因を整理します。心配をあおる記事ではありません。毎日の見直しの手がかりにしてください。
この記事は、一般的な生活情報です。病気の診断や治療を行うものではありません。眠りの悩みが続くときは、医療機関に相談してください。
- ☾ 睡眠休養感は、睡眠で休養がとれている感覚のことです
- ☾ 休養感の低下は、心血管疾患や代謝の障害、うつ病などとの関連が報告されています(必ずそうなる、という意味ではありません)
- ☾ 休養感の低下が長く続くときは、医療機関に相談します
睡眠休養感とは
ガイドには、「睡眠休養感(睡眠で休養がとれている感覚)」と書かれています。睡眠には、1日の活動でたまった疲れやストレスから、回復させる大切な役割があるため、休養感を高めることも重要、とされています。
睡眠時間の目安については、睡眠時間は何時間がいい?50代・60代から見直したい、6時間・7時間・8時間の考え方で紹介しています。
日本の現状
ガイドには、国の調査(令和元年の国民健康・栄養調査)の結果が、紹介されています。
つまり、「朝、休んだ感じがない」と思っている人は、少なくないようです。
休養感が低いことと、健康の関係
ガイドには、睡眠休養感の低下が、健康状態の悪化に関わることが、わかっている、と書かれています。
「関連している」は、「必ずそうなる」という意味ではありません。調査で、そのような関係がみられた、という意味です。
休養感を下げる、主な要因
ガイドには、睡眠休養感を低下させる要因として、次のものが報告されている、と書かれています。
ほかにも、寝る前のリラクゼーション、寝室の快適さ、嗜好品のとり方なども、休養感に影響する、とされています。
食習慣については、朝食を抜くと夜の眠りに影響する?50代から見直したい、朝ごはんと体内時計の関係と、夕食が遅くなる日は眠りにどう影響する?50代から見直したい、夕食の時間と分け方で紹介しています。
見直しの考え方
ガイドには、「睡眠環境、生活習慣、嗜好品の摂り方などを見直し、可能な範囲で改善する」ことと、「慢性疾患の早期発見・早期治療に努める」ことが、大切だと書かれています。
ここからは、ガイドをもとにした、一般的な見直しの例です。
記録の書き方は、睡眠日誌に何を書く?7日間版テンプレートと読み返し方で紹介しています。
| 休養感を下げる要因 | ガイドにあること |
|---|---|
| 睡眠不足 | 休養感の低下をもたらす要因として報告されている |
| 日中のストレス | 仕事などによるストレスが報告されている |
| 食習慣の乱れ | 就寝直前の夕食や夜食、朝食抜きなど |
| 運動習慣の不良 | 運動不足、歩く速度が遅いなど |
| 慢性疾患 | 糖尿病、高血圧、がん、うつ病など |
相談を考える目安
ガイドには、睡眠の不調(寝つきにくい、夜中に目が覚めるなど)や、睡眠休養感の低下が、長く続く場合、背景に、睡眠障害が潜んでいることがある、と書かれています。閉塞性睡眠時無呼吸などは、日中の眠気や、休養感の低下以外の自覚症状が少ないこともあり、50歳代以降で、増えるため、注意が必要とされています。
次のようなときは、医療機関への相談を考えてみてください。
よくある質問

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まとめ|休養感を、ものさしにして、見直そう

睡眠休養感について、大切なことは、次の4つです。
まずは、数日間、朝の休んだ感じを、メモしてみてください。
参考情報
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月) https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
(本記事の、睡眠休養感・日本の睡眠の現状・健康との関連・休養感を下げる要因・受診の目安に関する記述は、同ガイドの原文で確認した内容です。)

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